戻る


〜・〜高橋寛子展〜・〜


2005年11月11・12・13・18・19・20日日
オープニングパーティー10日(木)

音楽:サックス


高橋さんの染織は、ほとんどの染めを天然染料に頼り、手紡ぎ、手織りをしています。着尺は捺染紬と呼ばれ、銘仙の技法と近いものです。羊毛を使用した布は、梳毛、紡毛、生糸を様々なバリエーションで染め織られています。それらの作品には、一枚の布のなかに長〜い物語りが織り込まれているようにすら感じられます。

そう言えば、高橋さんは、90年から99年まで、ドイツに留学されていますが、大学に通う傍ら、草木染めの研究とトルコの布<キリム>の修復にも携わっていました。

<キリム>は、50年以上前のトルコの敷物で、50年〜100年くらい前の物が多いそうですが、中には200程前の敷物もあったそうです。縦糸は羊毛・梳毛の双糸、横糸は羊毛・梳毛単糸か双糸、様々なメッセージが織り込まれていると言うことです。

「依頼主が私の納めた布を着物にし、着てくださったところを拝見する機会にめぐまれると、必要は身振りに基づくことが理解でき、布がまなざしをもちえることをあらためて感じます。」と言う高橋さんの布をまとうと、長い地球の営みのなかで生かされている自分を感じる事ができるのでしょう。 

サックスのデュオという、めずらしい組み合わせでやってみました。 旧橋 壮<テナーサックス>増田ひろみ<アルトサックス>埼玉県川越市出身。旧橋 壮Jazz Quintetで活躍中の二人です。200512月、お−らいレコードより「ADOSA」(無瞋=認識する対象を否定しないと言う仏教用語)が発売されましたが、このアルバムのジャケットには、現代アートの奥野由利さんの作品が使われています。購入希望の方は、事務局まで!